風が吹くと               

           混声合唱とピアノのための組曲 風が吹くと    いるるいちろう 作詞  大橋美智子 作曲

                                    指揮 高瀬 新一郎  ピアノ 遠藤 直子   

                                    創立45周年記念 第44回定期演奏会 Ⅱnd STAGE

                                    練馬文化センター 2013年6月23日(日)


    

  

  

  

 《合 図 (序章)》 ざわめく街かど 遠くから だれかが振っている 白いハンカチ そのとき 風はとだえ 言葉は 化石となって立ちつくす あれは・・・たしかに・・・

               ざわめく街かどの その 遠くから ただひとつ まなかいに 白く揺れるもの あれは 合図(シグナル) あれは初めての言葉



  

   
 
   

  《風が吹くと》  風が吹くと 明日に願う 私の心に 明るい光がさすように  風が吹くと 明日に祈る きみの心の 昨日の苦しみ なくなるように

                    風が吹くと わたしの心は揺れる 名前のない 明日の風が 私の心を 高く ひくく 喜びと かなしみに 揺らす  



   

   

   

     《祈 り(Ⅰ)》  わたしには 数えきれないあやまちがある 見えない風が吹いて かすかな声が わたしを揺さぶる その夜

                     キリエ・エレイソン あわれみたまえ 目覚めるものたち 小さな刺よ  あわれみたまえ  

                     こころには 数えきれないあやまちがある  そして わたしには ただひとつの 祈りがある  



   

     

   

    《祈 り(Ⅱ)》   とまれ  とどまれ  季節よ とどまれ  喜びも 苦しみも  じっと根の生えたように  わたしの心にとどまれ

            そして  なにひとつ  忘れることもなく  だれひとり  失うこともなく  すべての季節が 私の心に満ちるように  私は祈る



   

   
   

      《伝 言 ことづて》  空よ  わたしは帰ってきた 少しよごれた石板のように 過ぎた日を うつしては消し 消してはうつしていた 空よ

                          むかし  わたしは身をそらしては おまえの牛乳色の石板に いくつもの思いを書きつけた  

            そして 空よ  わたしは帰ってきた  少しよごれた 懐かしいおまえよ いま わたしはもういちど ひとつの伝言(ことづて)を おまえに書こう 



   


    ※ 作曲者 大橋美智子さんに聞く・・・

      

    ※ フェルマータ 平成24年度第3号 2013/5/24


  
    ※ 演奏会後 net から・・・

              


  ※ 秋の合宿練習 国立女性教育会館・・・


   


     混声合唱とピアノのための組曲 風が吹くと    いるるいちろう 作詞  大橋美智子 作曲

                                    指揮 高瀬 新一郎  ピアノ 遠藤 直子   

                                    創立45周年記念 第44回定期演奏会 Ⅱnd STAGE

                                    練馬文化センター 2013年6月23日(日)





                                                 風が吹くと